口腔ケアの大切さ震災支援から学ぶ 歯科医ら体験披露 / 西日本新聞
「大震災に学ぶ! 口は命の入り口、魂の出口」(西日本新聞社など後援)と題したセミナーが5日、宗像市田熊の宗像地域医療センターであり、歯科医ら医療関係者8人が、東日本大震災の被災地での支援活動を語り、日常の口腔(こうくう)ケアの大切さなどを訴えた。
避難生活中、口の中の細菌が原因とみられる肺炎などで亡くなった被災者がいたとされることから、NPO法人「むなかた介護サービス研究会」が医科、歯科連携で地域の健康を守ろうとセミナーを開いた。
市民約70人が参加。福岡東医療センター(古賀市)の派遣チームは、避難所で食事の栄養バランスなどが二の次にされていたと指摘。「健康 管理の支援をもっと重視すべきだ」と唱えた。また、少しの水で歯を磨ける歯ブラシなどのニーズが現地で乏しかったとする報告もあった。
=2012/02/06付 西日本新聞朝刊=
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