2012年3月7日水曜日

Twitter - Wikipedia

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Twitter(ツイッター[注 1])は、140文字以内の「ツイート」 (tweet) と称される短文を投稿できる情報サービス[1]である。「ミニブログ」[3][4] 「マイクロブログ」[5]といったカテゴリーに括られる。

twitterは「さえずり・興奮」「無駄話」、または「なじる人・嘲る人」の意味[6]tweet は「鳥のさえずり」の意味で、日本では「つぶやき」と意訳され定着している[注 2]

ゆるいつながり[8]が発生し、広い意味でのソーシャル・ネットワーキング・サービスの1つといわれることもある[3][注 3]。2006年7月にオブビアウス社(現Twitter社)が開始したサービスで、同社の登録商標(日本第5188811号)である。

ツイッターに発言を投稿するにはパソコンや携帯電話、スマートフォンで自身のアカウントにログインし、画面上部のボックスに140文字以内で内容を入力し「ツイート」ボタンを押すことで投稿が完了する。また携帯メールでの投稿も可能である。[1] この投稿はインターネットに接続できる環境であれば誰でも見ることが出来る。[10]

またツイッターにログインした際自分専用のページ「ホーム」のタイムラインには、自分の投稿とあらかじめ「フォロー」したユーザーの投稿が時系列順に表示され、各ユーザーが自分の近況や感じたことなどを投稿し、時に他のユーザーがそれに対して話しかけたりすることで、メールやIMに比べて「ゆるい」コミュニケーションが生まれる。

一方「キーワード検索」をすると「キーワードを含んだ投稿」のタイムラインが生成され、「キーワードを含んだ投稿」でつながったグループが自然発生する。同じキーワードを含んだ投稿をすれば、グループに参加することもできる。「トレンド」により、いま多く投稿されている「キーワード」を知ることができる。トレンドの範囲を国別に、または主要都市別に絞り込む機能もある。日本は日本全国と東京のみ。

投稿や閲覧は公式サイト上で行うほか、便利な機能を備えた各種のクライアント・クライアントウェブサービスや、iPhone(アイフォン)やAndroid(アンドロイド)といったスマートフォン用のアプリも多数公開されており、またUbuntu 10.04以降では標準でマイクロブログクライアントのGwibberが搭載され、デスクトップ環境に統合されるなど、様々な環境で使うことが出来る。

コミュニケーション・メディア(通信媒体)の分類方法として、情報の送信されるタイミングと受信側に届くタイミングのギャップの有無により「同期型(ギャップなし)」「非同期型(ギャップあり)」に分けるものがあるが[注 4]、ツイッターの場合は原則として非同期的(ある利用者のツイートが別の利用者に読まれるまでにタイムラグがある)に使用されているものの、一時的に同期的に(つまりチャットのようにほぼリアルタイムで)通信が行われることがあり、同期型と非同期型が混在した媒体であるといえる。利用者が必要に応じて同期的な通信することを選択できるという意味で「選択同期」と表現されることもある。[11]

創成期にブログ・サービス「ブロガー」を開発し、その後グーグル社に売却したエヴァン・ウィリアムズや、ブロガーの開発チームの一員だったビズ・ストーン、ジャック・ドーシーらが中心となって開発した。ジャック・ドーシーによると、ツイッターの基本構想は自身が2000年6月に思いついた[12]。LiveJournalよりもリアルタイム性が高く、どこにいても自分の状況を知人に知らせたり、逆に知人の状況を把握できたりするサービスの可能性に気づいたという。ドーシーはそのアイデアを5年間あたため続け、その後、オデオ社のプロジェクトとして立ち上げた。2006年7月から始まったツイッターのサービスは、2007年3月に米国で開催されたイベントサウス・バイ・ウェスト(South by Southwest、SXSW)でブログ関連の賞を受賞した[13][14]ことで一躍注目を集めるようになった。設立以来、共同創業者たちが主に自己資金で経営してきたが、2007年7月26日にユニオン・スクエア・ベンチャーズ(Union Square Ventures)やチャールズ・リバー・ベンチャーズ(Charles River Ventures)、複数の個人投資家から資金を調達したことを発表した[15]

2008年1月7日、デジタルガレージグループがツイッターに出資するとともに、日本展開の支援を発表[16]、2008年4月23日にユーザインターフェースが日本語化された日本語版が利用可能になった[17]。さらに2009年10月15日には携帯電話向けサイトを開設[18]、同時にウィルコムの公式コンテンツとして登録された[19]

2008年2月1日、ツイッターは信頼性を理由に、NTTコミュニケーションズ100パーセント子会社であるNTT Americaのホスティングサービスを選んだと発表した[20][21][22]

2009年3月23日、大手企業重役つぶやきサイトの「エグゼック・ツイーツ」(ExecTweets)が設立された。このサイトのスポンサーはマイクロソフトである。また、マイクロソフトは自社のXbox Live(エックスボックス・ライブ)から、ツイッターやフェイスブックやラスト・エフエムなどへアクセスできるサービスを付加する計画を発表している。

2010年4月9日にはリサーチ・イン・モーション社と協力してブラックベリー端末用公式クライアントアプリ「ツイッター・フォー・ブラックベリー」(Twitter for BlackBerry)の無料配布を開始し[23]、同日はさらにアイフォン端末用閲覧アプリ「ツイーティー」(Tweetie)を買収しツイッター公式アプリとして無料配布すると発表[24]、5月19日より「ツイッター・フォー・アイフォン」(Twitter for iPhone)として公開された[25]。また4月30日にはグーグル社のアンドロイド開発チームと協力して開発されたアンドロイド用公式閲覧アプリ「ツイッター・フォー・アンドロイド」(Twitter for Android)の無料配布も開始されている[26]

2010年6月30日をもってBASIC認証(ベーシック—)の使用を終了し、OAuth(オーオース)に移行すると発表したが、2010 FIFAワールドカップの開催以後その影響でシステムが不安定になったことから、8月16日に延期された[27]


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[編集] 用語・機能

[編集] つぶやき関連

ツイート (tweet)
ユーザーから投稿される140字以内の文章のことで、それぞれに固有のURLが割り当てられる。以前は日本版公式サイトで「つぶやき」として表記されていたが、「ツイート」に統一された。元々は字数制限は無かったのだが、携帯電話のSMS機能を利用した投稿が多かった為、そのSMS機能の字数制限160字から利用者名分の20文字を引いた字数を上限とする様に仕様が変更された[28]。ツイッターのウェブサイトからツイートを閲覧する場合は、直近の3200件迄しか閲覧できない。個別のツイートのURLに直接接続する等手間をかければ3200件以前のツイートも閲覧できる場合がある[29]。Twitter, Inc.の登録商標である。(日本第5332541号)
リツイート (retweet)
他のユーザーの投稿を再投稿すること。RTとも略す。周知を目的とした公式リツイート(発言元がそのまま表示される)と、ユーザーが「自分のコメント RT @username: 引用文」といった書式に編集して投稿する非公式リツイートがある。非公式リツイートはユーザーから自然発生した文化であり、多くのクライアントで採用されているが、内容の改ざんなど様々な問題も危惧されるため、のちに登場した公式リツイートはユーザーによる編集が行えない仕様となった[30]。公式リツイート機能は2010年1月22日より日本語版ツイッターにも追加されている。なお、非公式リツイートはRTという表記以外に、QT(クォートツイート (quote tweet) の略)という表記が用いられることもあり、一部の閲覧ソフトウェアでは非公式リツイートとクォートツイートでそれぞれ異なる挙動が設定されている。
タイムライン (timeline)
投稿が時系列に並べて表示される画面。TLとも略す。最新の投稿が一番上に表示され、古い投稿は下に流れていく。
パブリックタイムライン (public timeline)
プロテクトされていないユーザー全員の投稿がリアルタイムで表示されるページ。
プロテクト (protect)
自分の投稿を非公開にすること。プロテクトユーザー(「鍵付きユーザー」とも呼ばれる)の投稿を読むには、フォローのリクエストが必要となる。許可されれば、読むことができる。
リプライ (reply)
他のユーザーに宛てた投稿のこと。�>フォロー関連
フォロー (follow)
他のユーザーの投稿を自分のタイムラインで表示できるように、ユーザーを登録すること。相手が投稿を非公開にしていなければ無許可で自由にできるが、相手の設定によってはフォローされたことが通知される。投稿を非公開にしているユーザーをフォローするには相手の承認が必要になる。(そのユーザからフォローされている場合でも)
フォロワー (follower)
自分をフォローしている他のユーザー。フォローは必ずしも双方向に行う必要はなく、公式では自動で双方向にフォローされるような機能もない。
アンフォロー (unfollow)
特定のユーザーのフォローを解除すること。フォロー前の状態に戻るため、アンフォローしたユーザーの投稿が自分のタイムラインに表示されなくなる。日本では「リムーブ」とも呼ばれるが、現在の正式な意味とは異なる呼称である。
ブロック (block)
特定のユーザーのフォローを拒否し、相手に自分の投稿が表示されないようにすること。
リムーブ (remove)
プロテクト設定をしたユーザーがフォロワーのフォローを取り消すこと。

[編集] グルーピング

サーチ (search)
検索することで、キーワードを含んだ投稿がリアルタイムで、タイムラインに表示される。検索ワードは保存でき、いつでも更新できる。
トレンド (trends)
今、数多く投稿されている単語が表示される。当初は英語のワードしか表示されていなかったが、現在は日本語にも対応しており、対象地域として「日本」「東京」、2012年2月2日より「札幌」「京都」「福岡」「大阪」「仙台」「名古屋」の6都市が加わり、合計8地域から選ぶことができるようになった。[31][32]
ハッシュタグ (hashtag)
特定のトピックに関する投稿を、公式のツイッター検索から一覧して見ることができるように、キーワードの前に#を置いて投稿する。以前は日本語に対応していなかったが、2011年7月13日から利用できるようになった[33]
リスト (list)
ユーザーを名前付けたリストで分類する。ただし、1つのアカウントで作成出来るのは20件までで、1つのリストに登録できるのは500人までである。
お気に入り (favorites)
気に入った投稿をブックマークしたい場合などに星マーク(☆)を付けてお気に入りに登録したり、一覧表示したりすることが出来る。
検索メモ
何度も見たい検索をメモとして保存する機能。twitter内で検索するすると右上に表示される「この検索を保存」から登録できる。

[編集] その他

ホーム (home)
自分のホームページ。自分の投稿や、フォローしているユーザーの投稿がタイムラインとして表示される。
ダイレクトメッセージ (direct message)
フォローされている特定のユーザーに、第三者から見ることができないメッセージを送る機能。DMと呼ばれることが多い。自分がメッセージを送る相手をフォローしている必要はないが、相手が自分をフォローしていないとメッセージは送信できない。一般的な電子メールとの違いとして、送信者側がメッセージを削除した場合には受信者側も閲覧できなくなるという特徴がある。(ただし、DMが送られたときに登録に使用したメールアドレスにその旨を通知する設定にしてある場合は送信者が削除しても受信者はメールボックスより閲覧することができる。)
ビア情報(via情報)
利用したクライアントに関する情報。「via ***」と言う形式(公式であれば「via web」)でアプリケーションの名前とそのアプリケーションの情報が書かれたページへのリンクを提供する。ツイッター公式から投稿した場合のみ、リンクが提供されない。
ボット (bot)
定期的にニュースや情報を投稿したり、遊びを目的として著名人や漫画・アニメ・小説などのキャラクターの台詞を模倣して投稿、または独自のキャラクターとして本物の人間を模したような投稿を行う自動プログラムのこと。中には投稿の自動検索により捕捉した特定のキーワードに反応して、リプライや非公式リツイートを返してくるボットもある。
フェイル・ホエール (fail whale)
ツイッターにアクセスが集中しサイトの機能が停止した時、「Twitter is over capacity.
どのくらいの石油埋蔵量は、最後になります」(「ツイッターは容量が超えた状態にある」を意味する)というエラーメッセージと共に表示されるクジラのキャラクター。オーストラリアの女性イラストレーター、イーイン・ルー (Yiying Lu) がデザインを担当した[34]。Tシャツやマグカップなどの公式グッズも登場している[35]
アクティビティ (activity)
2011年11月に追加された機能。フォロー相手のリツイート、お気に入りへの追加、誰をフォローしたかが可視化されるシステム。自分の行動も筒抜けとなるため、一部には批判の声もある[36]

[編集] 関連サービス

ツイッターの特徴として、ほぼ全ての機能に対応するAPIがある。これを利用した多くの関連サービスが公開されており、ツイッター普及の一因となっている。

[編集] URL短縮サービス

ツイートにURLを含めて140文字に抑えるのは難しいため、20文字程度の短いURLから本来のURLへと自動転送を行う、URL短縮サービスが各所で利用されている[37]。また、一部のクライアントにはURL短縮サービスと連携し、クライアント上でURL短縮を行ったり、投稿時にURLを自動的に短縮したりする機能を備えるものがある。

[編集] クライアント

ツイッター公式ページに直接アクセスせず、専用のアプリケーションを通じて閲覧や投稿を行うためのクライアントが各企業や個人によって多数公開されている。ユーザーのニーズに応じたスタイルで利用できるほか、携帯電話やスマートフォンなど持ち運び可能な端末から場所を問わず投稿する手段としても利用される。

ウェブサービス型
ツイッター公式と同じようにウェブページへアクセスして投稿する。パソコンで利用可能なものと携帯専用のものが存在する。
デスクトップアプリケーション
デスクトップ上で単体のアプリケーションとして起動するタイプ。Adobe AIR(アドビ・エアー)を利用してクロスプラットフォームで動作する種類も存在する。
各端末専用アプリケーション
携帯電話やスマートフォン、iPad(アイパッド)などの専用アプリケーションとして動作するタイプ。
ブラウザのアドオン
Firefox(ファイヤーフォックス)の拡張機能など、特定のブラウザの追加機能として動作するタイプのアプリケーション。動作環境はブラウザに依存する。
電子メール投稿型
専用メールアドレスへツイートの内容を送信することにより投稿できる。タイムラインの請求やリツイートなど多くの機能を通常のメールを送信する感覚で利用することができ、手軽である。なお、一斉送信システムを用いたがためにこの専用アドレスに誤ってアドレス変更メールを送りつけてしまい、個人情報を全世界に発信した例があるため、扱いには注意を要する。

[編集] ツイートボタン

ツイッターが公式提供するサービス。ウェブページにボタンを埋め込み、そのページから直接ツイッターの投稿画面を呼び出す。埋め込んだページのタイトル、URLやツイートボタン設置者のアカウント名などを自動で埋め込むことが出来るため、ツイッターで気軽にそのページを紹介したり、関連アカウントのフォローを促したりすることが出来る[38]。一部のニュースサイトではソーシャルブックマークへの登録ボタンと一緒にツイートボタンが設置されている。

なお、ツイートボタンからの投稿はクライアントによる投稿と同種のものとして扱われ、ビア情報には「TweetButton」と表示される。

[編集] ウェブ・インテンツ

ツイッターが公式提供するサービス。ウェブページに規則に基づいたリンクを埋め込むことで、そのページから直接ツイートへのリプライ、リツイート、お気に入りや、アカウントのフォローを行うことができる。ツイートボタンと同様、ウェブページを離れることなくツイッターの操作が行える。[39]

[編集] 口コミ広告

ブログ広告のようにツイッターでも口コミ広告のようなサービスがあり、つぶやくことによって5円-上限で990円の収入を得られるシステムがある。堀江貴文もそれを利用しておりツイッターでは特定のキーワードでつぶやくスポンサーからお金をもらえることがあると西村ひろゆきとの対談で明らかとなった。[40]

[編集] アカウントの形態

ツイッターの利用が拡大するに従い、さまざまなアカウントの形態がでてきている。

ツイッター・アカウントのユーザーは人間に限らず、botと呼ばれる自動発言プログラムが投稿している場合もある。

公式アカウント
その影響力の大きさに注目した企業や団体などの「公式アカウント」が存在する。実験的機能として、成りすましを防ぐためツイッター側で本物であることが確認できた著名ユーザーに特別なマークを付与する「認証済みアカウント」がある[41]

2011年7月時点で、「認証済みアカウント」機能以外に、ユーザーアカウントの真正性をオンライン(ツイッター上)で確認する手段は存在しない。(すなわち、そのアカウントの発言がなりすましであるかどうかツイッター上で確認する手段はない。)[注 5]

団体や個人になりすました[注 6]アカウントによるなりすまし発言が問題となっている。

[編集] ツイッターにまつわる問題

[編集] 位置情報付きツイート

スマートフォンの急激な利用者増加に伴い、安易に位置情報付きツイートを投稿してしまうユーザが増加している。現在までに位置情報投稿による大きな事件は報告されていないが、利用者に対し注意喚起を求めるソフトウェアが公開されており、大きな社会問題となっている[42]

[編集] 社内文書漏洩問題

2009年7月15日、ツイッター社が「グーグル・アップス」上で管理していた社内文書が、複数のブログ運営者とメディアに送られるという事件が発生した[43]。この件ではツイッターのユーザ情報などは漏洩しなかったが、後に漏洩の原因がグーグル・アップスのパスワードが「password」だったため、容易に推測され、盗まれたのだと判った[44]

[編集] 迷惑ツイート

迷惑メール同様、無差別かつ大量に個々のアカウントDMに広告が送信されることがある。「スパム報告する(Report for spam)」機能で通報することで少なからず迷惑ツイートは減っている。


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[編集] デマの拡散

出所の不確かな情報や、エイプリルフールや虚構新聞などのネタを鵜呑みにしたユーザーによって、チェーンメールと同様に誤った情報が拡散するケースがある[45][46][47]。 そのため、この状況を揶揄してデマッターと呼ばれることもある。

[編集] 犯罪告白問題

Twitter上において、飲酒運転や無免許運転、未成年飲酒、窃盗といった犯罪行為を自ら暴露するツイートが後を絶たず、更にこうしたツイートを暴露した人物が本名あるいは学校などの個人情報をそのまま載せていたり、もしくは別の場所に乗せているか簡単に特定が可能な情報を載せていたりする場合も多く、こうしたツイートを探し、2ちゃんねらー(特にVIPPER)などが同一人物と見られるmixiやFacebookなどのページを探し、個人情報を特定した上で就業先の企業や学校、警察に通報及び抗議を行うと言う事例が後を絶たない(そのため、Twitterを"バカ発見器"と揶揄するものも多い[48]

社会学者の濱野智史は、「この手の発言をするのはリテラシーが低いリア充に多い」と分析し、こうしたツイートを見つけ出し叩くのはいわゆるネト充と呼ばれるネットにおいて影響力の強いユーザーだとした上で「実生活が満たされている人は基本的にネットの書き込みを自分の文章は誰も読まないと考えがちで、ブログやツイッターでも軽い気持ちで犯罪行為を告白してしまう」と分析。更に「リテラシーが低いリア充をネト充が攻撃するという構図には、階級闘争的なルサンチマンが見え隠れする」と指摘した[49]

[編集] ツイート広告サービス問題

ユーザーがとある商品を口コミを装って広告代金がもらえるステルスマーケティングに類似した広告制度がある。つぶやき一つで中には数千円、毎日3回つぶやけば年収ベースで1000万円にもなる。つぶやく内容は広告会社と詳しく打ち合わせて決められている。とあるフォロワー数が23000人いるユーザーはつぶやき1回で5578円もらえるというがユーザーの信頼を失いたくないのでその程度の金額ではやらない、とても怖い感じがしたと述べている[50]

[編集] 利用状況

  • 黎明期の2007年はTwitterの1日のツイート数は約5000回ほどだったが、2008年に入ると一気に1日30万回に増加し、2009年には1日のツイート数が250万回を超えるようになる。さらに2010年に入ると前年比1,400%の伸びとなる1日3500万回を記録[51]、2010年6月には2010 FIFAワールドカップ開催の影響により全世界でのツイート数が1日6500万回を突破した。これは毎秒750回のツイートがあったことを示している[52]
  • 2009年6月時点で日本国内からツイッターにアクセスしている実際の人数は約320万人(全世界では約1.1億人)。男女比は男性が72%、女性が28%で、年齢層は最も多い層が35 - 44歳の42%、そして45 - 54歳の18%、25 - 34歳の17%と続いている(Googleの統計から)[53]。なお、ビル・ゲイツやティム・オライリーなどIT関係者や有名TVホストのオプラ・ウィンフリーなどの多くの著名人や、マイクロソフトなどの大企業が広報活動として利用している。また、Twitter議員というTwitterを利用する海外および日本の議員・政治家の総称まで生まれた。
  • 2009年6月17日の報道によれば、イラン大統領選挙 (2009年)の抗議活動の参加者たちは規制から漏れた数少ない通信手段として、Twitterで連絡を取り合っていた[54]。なお、同年12月18日にDNSレコードが一時的に侵害され、イランのサイバー軍を名乗るクラッカーがTwitterを改ざんし、ツイッターは一時利用出来ない状態になった[55]
  • 2009年7月21日、日本政府は民主党の藤末健三参議院議員の質問主意書に対し、選挙運動でのツイッターの利用は公職選挙法で禁じている違法な文書図画の配布に該当するという見解を示した[56]。また、公職選挙法の改正論議でツイッターの選挙期間での使用解禁を検討したが、審議中になりすましが横行している例が取り上げられ、選挙妨害の可能性が極めて高いとして解禁は見送られている。なりすまし横行の記事
  • 2010年5月末に総投稿数が150億回の突破、150億番目の投稿は日本の利用者によるものだった[57]。その後の2カ月間でさらに50億回の投稿があり、日本時間の8月1日午前0時44分、再び日本の利用者による投稿で200億番目を記録した[57][58]
  • 2011年現在、TPS(1秒間あたりのツイート数)の最高記録は2011年12月9日に日本で放送された金曜ロードショー(日本テレビ)『天空の城ラピュタ』の終盤の山場に登場する台詞「バルス」の瞬間で25,088TPSとなっている[59][60]。2位は2011年8月31日にビヨンセの妊娠が発表された時の8,868TPSで、スポーツイベントにおける最高記録は2011年7月18日に行なわれた2011 FIFA女子ワールドカップ決勝で日本が優勝を決めた瞬間の7,196TPS(全体の3位)となっている[61]
  • 2010年7月1日、フランスの調査会社Semiocastが世界の地域におけるツイッターの投稿件数をまとめた調査結果を公表した。2010年6月の投稿数は国別で世界全体の25%を占めた米国が1位となり、2位は全体の18%を占めた日本であった(3位以降はインドネシア、ブラジル、イギリスと続いている[62])。また、ネットレイティングスが2010年6月末にまとめた調査で日本のツイッター利用者数は2010年時点で前年の19倍に達しており、実利用者数に限ればすでに米国を追い抜いているとのこと[57]

[編集] ツイッター閲覧ソフトウェア

[編集] PC・スマートフォン向け

[編集] 携帯電話向け

[編集] 類似サービス


[編集] 注釈

  1. ^ ログアウト状態での日本語公式サイトで「ツイッター」と表記されている。初期の頃は「ついったー」であったが、リニューアルの際に片仮名へ統一・変更された。
  2. ^ 「ツイート」を「つぶやき」と訳したのは株式会社DGインキュベーションの枝洋樹。人間に使える、「さえずり」に近い意味合いの言葉として「つぶやき」と表現したという[7]
  3. ^ Twitter自身は、「社会的な要素を備えたコミュニケーションネットワーク」であると規定し、ソーシャルネットワークではないとしている[9]
  4. ^ メディア (媒体)#コミュニケーション・メディアの諸形態を参照。
  5. ^ 例えば、著名人でない第三者がなりすまし発言したりする可能性がある。あるいは著名人のオフィス関係者などが代理発言する場合もあり、後者は「認証済みアカウント」機能でも回避できない。
  6. ^ 団体や個人の類似名称の使用を含む。

[編集] 出典

  1. ^ a b c Twitterの楽しみ方
  2. ^ "twitter.com - Traffic Details from Alexa". 2011年6月16日閲覧。
  3. ^ a b 「時代を読む新語辞典 「ミニブログ」」 日経BPネット、2007年5月21日。
  4. ^ 「Twitter日本語版がしかけるミニブログ戦争」 All About、2008年5月12日。
  5. ^ 「加熱するマイクロブログ「Twitter」ブーム」 日経ビジネスオンライン、2009年5月11日。
  6. ^ 「超辞典DUO ジーニアス英和大辞典」(大修館書店)。
  7. ^ 神田敏晶『Twitter革命』35-36頁。
  8. ^ Twitterについての調査レポートP16 (PDF) - ネットマイル
  9. ^ Twitterヘルプ ツイッターとは?、2010年5月14日閲覧 [リンク切れ]
  10. ^ よくある質問
  11. ^ 濱野智史 『アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか』 エヌ・ティ・ティ出版、2008年、206頁。ISBN 978-4757102453。
  12. ^ Twitterの構想を記したドーシーのメモの写真
  13. ^ SXSW Web Awards Finalists
  14. ^ Twitter Wins SXSW Web Award
  15. ^ Taking a bite out of the big apple
  16. ^ ニュースリリース (PDF)
  17. ^ Twitter Blog: Twitter for Japan
  18. ^ ニュースリリース (PDF)
  19. ^ ウィルコムのニュースリリース
  20. ^ Twitter、NTT Americaをチョイス - 理由は信頼性 | ネット | マイコミジャーナル
  21. ^ NTT America Powers Twitter | NTT America - Press Releases
  22. ^ Twitter Blog: Twitter Chooses NTT America Enterprise Hosting Services
  23. ^ TwitterとRIM、BlackBerry向け公式クライアントを無料で公開,ITmedia,2010年4月12日
  24. ^ ツイッター、ツイーティーを買収し、無料の「ツイッター・フォー・アイフォン」(Twitter for iPhone)として公開へ、ITmedia,2010年4月10日
  25. ^ Twitter、iPhone向け公式Twitterアプリを公開、ITmedia,2010年4月20日
  26. ^ Twitter、Android版公式Twitterを公開、ITmedia,2010年5月1日
  27. ^ Twitter、W杯の影響でAPIのベーシック認証廃止を延期,CNET Japan,2010年6月21日
  28. ^ 「新しい発想」は ツイッターの刺激から生まれてくる メディアジャーナリスト津田大介インタビュー vol.2 | 田原総一朗のニッポン大改革 | 現代ビジネス(講談社) SMSの仕様とあわせて160字以内に収めることにしようと。 ただ、160字だと、ユーザー名が分からないから、ユーザーIDのところの20文字を取って140字と。
  29. ^ Twitterの3200件以前のログを取得(閲覧)する方法ありますか? ツイッターは仕様で直近3200件までしかさかのぼれないようですが、 これ以前のログを取得(閲覧)する方法はあ.. - 人力検索はてな
  30. ^ Twitterブログ: リツイート機能を公開しました
  31. ^
  32. ^
  33. ^ "「#日本語ハッシュタグ」 Twitterが対応". ITmedia (2011年7月13日). 2011年7月13日閲覧。
  34. ^ What is Fail Whale? (英語)
  35. ^ Fail Whale Loves You!: Home: Zazzle.com Store (英語)
  36. ^ 読売新聞トラブル解決
  37. ^ Twitter Help Center
  38. ^ Twitter / ツイートボタン
  39. ^ Twitter's Interactive 'Web Intents' Turn Your Site Into A Lightweight Twitter Client,Tech Crunch,2010年3月30日
  40. ^ 「ツイッター」で稼げるって本当なの ホリエモンにスポンサー?ネットで騒然
  41. ^ Twitter公式-認証済みアカウントとは?
  42. ^ 数分・数百m以内にツイートした見知らぬ2人の位置をリアルタイムに地図表示するフリーソフト「TwitterNeighbor」
  43. ^ Twitter, 社員の「Google Apps」アカウントから社内文書が流出 - ニュース:ITpro
  44. ^ Twitter情報漏えい事件 パスワードは「password」だった - ウィルス対策ニュース・ドットネット
  45. ^ 【やじうまWatch】 それでもやっぱり…虚構新聞の嘘記事に釣られるTwitterユーザー ほか -INTERNET Watch
  46. ^ 【Twitter】有料化の次は虚構新聞発、フォロワー数300人以下は強制退会のデマ騒動
  47. ^ ワンピースの尾田栄一郎さん15億円寄付はデマ
  48. ^
  49. ^
  50. ^ ひと言つぶやくだけで数千円、ツイッター広告サービスに驚き
  51. ^ "Measuring Tweets". Twitter. 2011年2月13日閲覧。
  52. ^ "Big Goals, Big Game, Big Records". Twitter.
    2011年2月13日閲覧。
  53. ^ Google Ad Planner (twitter.com)
  54. ^ イラン反大統領派、「ツイッター」を活用 選挙後の混乱を世界に 2009年6月16日
  55. ^ Twitter、ハッキングされ一時アクセス不能に - ITmedia News
  56. ^ 藤末健三 ツイッターを使用して選挙運動を行うことに関する質問主意書、『毎日新聞』2009年7月22日号夕刊「選挙:衆院選 「つぶやき」は公選法違反 政府「トゥイッター」禁止」[リンク切れ]
  57. ^ a b c "Twitter「つぶやき」200億回を記録、日本のユーザーが投稿". @niftyビジネスニュース. 2010年8月3日閲覧。
  58. ^ "米ツイッターへの「つぶやき」、200億件突破". 日本経済新聞. 2010年8月3日閲覧。
  59. ^ "Twitter / @twittercomms". twitter. 2011年12月14日閲覧。
  60. ^ "ツイート毎秒新記録達成 2万5088 TPS ― 日本の「天空の城ラピュタ」放映で". twitter. 2011年12月14日閲覧。
  61. ^ なでしこ優勝で過去最高のつぶやき - 日刊スポーツ、2011年7月19日
  62. ^ "Asia first Twitter region U.S. now only quarter of tweets". Semiocast. 2010年8月2日閲覧。

[編集] 関連項目

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