プリンターの選び方(価格や機能や性能を初心者用に解説) - BTOパソコン.jp
私が年賀状は返信のみという人間で、印刷は月に数枚程度。
パソコンや故障にはそれなりに詳しいかも知れませんが、プリンターは素人な為タイトルは初心者用としておりますが深い意味はございません。
お品書き。
プリンターの仕様や機能
上手い買い方の考え方
メーカーと機種へのこだわり
多過ぎて目眩がして来ましたが続けます。画像は少なめにて失礼。
プリンターの仕様や機能
インクジェットとレーザーの違い
インクジェットの多くは顔料インク、レーザーはトナーと呼ばれる粉で印刷。
コンビニのカラーコピーや企業事務所のモノクロは大体がレーザー。一般家庭用ならインクジェットでどうぞ。本体が結構安くなったとは言え、レーザーはトナーが高額。音が大きく、起動するまで数分かかり予熱が必要。紙詰まりすると面倒で高電圧の箇所も有り危険です。廃トナー処分やドラム交換も面倒かつ出費多し。
昔は昇華型とかバブルジェットなど有りましたが、現代では無視しましょう。おそらく本体かインクが高額なはずです。普通に買うならインクジェット。
最大の用紙サイズ
一般的にはA4サイズ。売れている機種がA4に多く有る為、何か理由が無ければA4にしましょう。予算に余裕が有るなら、大は小を兼ねるとしてA3も結構ですが本体価格が上がり、使い所が限られましょう。
先日、クリエイター用PC購入の相談に乗ったデザイナ見習いはエプソンのA2インクジェットを購入。同時にA4サイズの複合機も購入されました。
source:PX-5002
横幅が70cmくらい有る一般的では無いプリンタで、購入価格は約10万円。普通はこんなものは要りません。
もう一つはキヤノンの複合機。これも結構高めな方で約3万円。
source:MG8130
境界線をA4とA3サイズとすると、複合機で無くて良いならA3でも結構安い物は有ります。しかしA3の複合機となると、業務用などやたら高額になる為、余程金銭的に余裕が有るなら良いもののA4が無難でしょう。
給紙タイプ
昔の家庭用プリンタは上から手差しが普通でしたが、私が購入した時期で言うと5年くらい前からA4トレイが普通に備わっております。
上のMG8130ではこのように。
手差しも有り、A4以外に葉書などもセット可能。普通は付いているかと思いますが、有る無しではかなり手間が違う為、必ず付いている物をお勧めします。
両面印刷の可否
年賀状ソフトなどを利用し、葉書など自動的に両面印刷が出来ます。
私が持っているMP500は対応していませんが、当時は高額であった事と、葉書を大量に刷らない為要らなかったわけです。葉書以外に両面印刷は滅多に無いと思うので基準に考えると良いかと。
ランチャーを作る方法
普通紙に両面印刷するとインクの水気で紙がボコボコになり裏写りもする為、両面印刷用のインクジェット専用紙を購入する事に1枚あたりのコストが上がります。
CD/DVDレーベル印刷
CDやDVDを大量にコピーしたりオリジナルで制作するなら有る物を選びましょう。無地の空ディスクは激安品に多く有るのでメディアに困る事は無いでしょう。
私は初めは面白がってやっていましたが、激安DVDメディアでは普通紙より発色が悪く、画質を求めるならメディアが高額になるので最近は使っておりません。
また、1枚毎に印刷という手間が耐えられない。
複合機(コピーとスキャナ)
やはり上のMG8130を例にすると、プリンター兼スキャナ兼コピー機として使えます。コピーはスキャンしてプリントするのみなので2つの機能という事に。
コピー機のように挟んで読み取り。スキャナ無しなら1万円くらい安価。
私の例ではコピー機能が重宝しており、カラー写真などは補正が必要ですが、モノクロコピーは速くきれいに出力し気に入っております。証明写真は一度撮ったなら量産出来るので3年は撮り直し不要なども付加価値として。
その他、FAXが付いている複合機も有り、当然ながら電話回線が必要。
接続方法(有線と無線)
有線は最近は主にUSB接続。無線は種類が有り。
- 赤外線・・デジカメや携帯電話など端末による
- Bluetooth・・高級なノートPCに搭載、USBやPCIで後付可
- PictBridge・・デジカメが直接プリンタと通信 など
その他、初心者向きとは言えませんが家庭内LANを無線(ルータ)で構築しているなら、プリンタを接続してネットワークに参加させる手も有ります。
パソコンからプリンタでは無く、一旦無線LANを介す方法。最近の複合機などは無線LAN内蔵も有るので気にしてみましょう。全部のPCからプリンタ(複合機)が無線で使えます。
やや難しめですが必要なら無線LANの種類解説もどうぞ。
フィルムスキャナの要不要
エプソンに有るはずと思い適当に探すも見当たらず。
複合機タイプのプリンタにフィルムスキャナ機能が付いている機種が有り、フィルム式カメラのネガなど有るなら読み取ってデジタルデータ(画像ファイル)に出来ます。
現在でもこだわってフィルム式カメラを使っている程のマニアならプリンタのおまけでは無く、フィルムスキャナ単体の高級品が良いかも知れません。
今必要無いと判断するなら無しで良いでしょう。これにこだわると機種が限定されてしまい、割高な複合機を掴む危険が有ります。
液晶モニタの機能
私の例では、パソコンを使わずプリンタを使う時のみ役に立っております。要するにコピーする際に枚数と濃度を見る程度。
最近の機種ならフルカラーも珍しくは無く、直接デジカメから取込印刷するなら液晶モニタも気にするべきかも知れません。こればかりは店頭で現物を見るしか有りませんが、所詮小型のTFT液晶なのでこだわり過ぎても意味薄し。
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デジカメの直接続やカードリーダー搭載
USB接続で適当なデジカメを適当なケーブルで接続すると液晶モニタでインデックスしてくれる機種や、カードリーダーは10種類以上認識出来る機種も珍しくありません。
パソコンの電源を常時入れていたり、帰宅し家を出るまで電源入りっぱなしな私のような人間には価値が低いものの、パソコンの電源を入れる工程が面倒なら対応カードの種類も良く見ましょう。
上手い買い方の考え方
中古プリンタは買ってはいけない
プリンタは本体でさえ消耗品と考え、新古品やアウトレットでも未使用のみとして中古は絶対に避けましょう。
消耗はインクや紙のみでは無く、本体側のインクを吹き出すノズルや焼き付ける部品も消耗して行きます。前使用者が質の悪いインクを使っていたり、短期間で大量に印刷している事も考えられます。
購入の時期は需要が有る時
良い時期としてはやはり年末。
大量に売れる事を見込んで売る側も大量に仕入れるため仕切価格が下がり、他社の競合が激しくなるので勝手に価格競争もしてくれます。
プリンタが売れない時期に特価品として広告に載せても客寄せ効果が薄く、やはり年末の需要を見込んで売価を落として来ると見るは普通。
インクの店頭販売有無を見る
プリンタ本体の買い時が売れる時期と見るなら、インクはどの程度の消費者に普及しているか、人気が有るかがポイント。
売れている機種のインクは必ずと言って良い程店頭に在庫が有り、通販でも手広く売られております。売れるなら大量に仕入れる、安くなるわけです。
メーカーによりインクの店頭販売有無も有り、CanonやEpson、10歩くらい譲ってブラザーも多く置かれているかと思いますが、マイナーなメーカーなら無いかも知れません。パソコンの起動が面倒で無ければ通販でも良さそうですが、インクの価格が安いので送料が付き高くなりましょう。
インクがメーカー直販のみなら価格競争せず高額な事が多いため、プリンタ本体の機種が決まったなら次はインクという程に重� ��視しましょう。
携帯電話のように、メーカーはインクで儲けています。
詰め替えや互換カートリッジについて
個人的にお勧めはしませんが一応。
メーカーでは純正インク以外の使用は遠回しに認めておらず、修理出来ないなどの脅しも普通に有ります。純正品が安全なものの互換品の数倍の価格も普通。
互換インクは大きく分けてカートリッジと詰め替えの2種類有り、価格は若干上がりますがどうしても互換インクにするならカートリッジの方がまだ安全です。
Amazonが送料無料ですが、楽天の方が種類が多く、検索して数種類の互換インクページを開き、口コミで特にリピーターの情報を良く読みましょう。
純正か互換かの判断はプリンタの使用頻度という考え方も有り、私のように滅多に使わないなら純正。プリンタ本体を壊すつもりでガンガン印刷するなら互換インクでコス� �を下げ、差額で新機種を買うという発想も有りといえば有りでしょうな。
印刷屋に言わせると発色が違う(純正が良い)らしいです。
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プリンタの買い替え時期
使用頻度や重要度にて人それぞれですが、あまりにも古いプリンタを使っているなら最近の新製品を価格コムのプリンタランキングなどで見た方が良いかも知れません。
本体価格は10年前と比較すると遙かに安く、機能は複合機が普通な程で、インクも独立しており大昔のように4色セットで1色切れたら丸ごと捨てるなどはまず有りません。
発色も驚くほど進化しており普通紙でのカラー印刷も結構きれい。私はMP500にしてインクジェット専用紙を滅多に使いません。
旧機種を所有し、プリンタが必要ならこの時期の買い替えはお勧めです。
メーカーと機種へのこだわり
価格コムの星数と口コミを見る
価格コムではランキング以外に消費者によるレビューから星の数で評価が有ります。下の例はインクジェット1位のキャノン製品ですが星は3.82となっております。
レビューの中に自分の気になる機能や性能が悪く書かれているなら多少気に留めた方が良いかも知れません。
上ではレビュー数が24人と結構多め。私の主観ですが、評価は4.2以上なら上等、3.8を切っているならレビューを必ず読む事。3を切っていたら致命的な問題が有る事多し。
かなり有益なので、店頭で買う場合もまずは価格コムで検索を。
人気の有る機種を選ぶ
繰り返しになりますが、売れている人気の有る機種はマニアックな消費者が気に入っているわけでは無く、メーカーや販売店が大量販売を見越して価格や機能を付けています。
逆に業務用途などは数が出ない事が初めから判っているため高額。その逆として売れる機種は初めから安く価格設定し競合を意識するものでしょう。
万一の不具合でも、型番検索でブログ記事やメーカー情報も多くヒットする為、後々の事を考えると、こだわりや専門的な用途で無ければ人気の有る機種にしましょう。私もそういう選び方をしております。
Windows7に対応しているか
最近の機種ならまず対応しており、家電量販店の店頭販売なら間違い無いと言えるほどWindows7の64bitまで対応しているはずですが、怪しい程に安い通販の物や、1台しか無い展示品などは確認を。
プリンタは通常、ドライバという設定ファイルが無ければパソコンから印刷出来ないため、それが使っているOSに対応しているか問題です。逆に古いOSならサポートしていない事も有り、そちらの方が重要かも知れませんな。
私の主観な評価
私の個人的な考えを入れると、専門的な用途に近いならエプソン、複合機で安く良い物が欲しいならキヤノンと勝手に思っています。
どちらのメーカーも良いプリンタを出しており、それ以外のメーカーはインクやトナーがやたら高い気がします。業務用なら日本HPが多機能で大型、しかし消耗品は安いという製品を昨年辺りから続々リリースしているので、法人ならHPも要チェック。
お勧めしないメーカーはレックスマーク。印刷後にインクが滲んだり、インクが高額かつ印刷枚数が少ない。DELLのプリンタがレックスマークのOEMでは無かろうかと怪しんでおりますが不明。
プリンターの選び方(まとめ)
一度書けば今後聞かれた際、「ここ読め」で終わるよう大量にメモしましたが、これらは本当に初心者用で、印刷や取込にこだわるなら効率や画質も気になりましょう。
- dpi、pl・・最高解像度、インクの最小滴
数量 - 発色・・通常は4色+黒(高級機は中間の色インクが入る)
- 速度・・1分あたりの印刷速度(モノクロ、カラー)
PCモニタの解像度は1インチの長さに対し300dpiなら300ドット(ピクセル)ですが、印刷の場合は1インチの長さに飛ばせるインクの滴数 量(ピコリットル=1兆分の1リットル)になります。インクの滴数 量 を落としdpiの数値が高ければ高画質という具合。
発色はdpiやplに関係しますが、例として家庭用プリンタならシアン(青っぽい色)とマゼンタ(赤っぽい色)で紫っぽい色を重ねて表現しますが、高級機では紫のインクが有るという感じです。8色+黒2種類など。
家でやるなら速度は気にせず、風呂でも入って来て下さい。
選び方のポイントは人それぞれで私や他人が「これが良い」とは一概に言えず。予算以外に使用頻度、買い替え度合いも考えましょう。
まずい買い方はノートPCを店頭で購入し、店員にそそのかされ付いたポイントで即プリンタを買ってしまう行為。ノート購入で金銭感覚がずれ、気分的な高揚が原因でしょうか。
プリンタは100人居れば100人使う物では無いため、一度店を出て家に帰り、翌日以降もプリンタ(複合機)が必要と思うなら改めて出向きましょう。
最後に私が良くやる値切る方法。
- 店頭で大量に安く売られている機種の型番を控える
- 価格コムとconeco.netで最安を印刷し店に持参
- 良く分からないふりをして「これ有りますか」と紙を渡す
- 店頭価格を最安に近付けるよう交渉
- 適度� ��値切った後、インクを1セットサービスしてもらう
長期保証を生かす際にオフラインで購入する場合ですが、長期保証を考えなければ安い方が良いので通販もお勧めです。
以上。オチは有りません。
(23:27一部修正) 滴数を滴量に修正しplに説明を入れました。コメントにて御指摘、有り難う御座います。
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